2020.09.12
紀伊半島大水害から9年。防災の日に思ったこと。
先日、防災の日を前に、スタッフたちと防災グッズの提案から『今、私達が伝えられること』を色々と話し合いました。
紀伊半島大水害の時は100年に一度とも言われる水害の規模で、誰もが呆然としました。
あれから9年、100年に一度どころか毎年のようにあちこちで水害が発生しています。
災害と言えば『台風💨』をイメージしがちですが、地震や竜巻きなど、いつどこで遭遇するかも分からない事を思えば、普段使いのものが防災グッズとしても役立つというのも良い提案だなと思いました。
9年前、街中に泥だらけの流木や瓦礫が散乱する中、水も出ず、電気は止まり、台風一過で容赦無い暑さが続きました。
電気は徐々に復旧しましたが、水が出るようになるまでは随分かかりました。
突然日常が一変すると、気持ちがどんどん削がれていきます。
体力はもちろんですが、気力が無くなると、驚く程何もできないんだなと実感したのを覚えています。
避難所や自宅でも、最低限の生活ができるのはとても有難いことです。
でも、でも、そんな中でも甘いものが食べたいな、ひと口でいいからコーヒーが飲めたらどんなに元気が湧くだろうと思ってしまうのが「人」なんだと思います。
実際私も、温かいものが食べたくて、汚さないようにラップを巻いたお皿でカレーを食べて元気が出ました。
一変した生活に、少しでも今までの日常を感じられる事で、削がれた気持ちが回復してきます。
うつむいてしまった状態から、まずは前を向けるようにする事が大切です。
今は特にコロナ禍で、誰もが神経質になっているので、天然のアイテムを取り入れてうまく活用する事を提案していきたいなと思います。
まだまだこれからが台風シーズン。皆さんも是非、普段持ち歩くバッグの中に防災グッズを取り入れてみてくださいね