2021.11.06
これが本当のSDGsだと教えられて。
私たちは、８年以上前から地域の山のお手入れをしながら「熊野の香り」を製造してきました。
間伐をして、精油と芳香蒸留水を蒸留。全て手作業の天然１００％混じりっけなしの香りをお客様にお届けしてきました。
その過程で、植物を蒸した時にできる、釜に残った植物の色がついたお湯は染め物に。
蒸留後の植物は畑や山に返して土づくりを。
森を健康にする為の間伐作業とはいえ、山から大切に育った木をおすそ分けしてもらう訳ですから、
そのお返しとして、当たり前のように蒸留後の過程も蒸留の一環として行ってきました。
そうしていると、何と！今度は山や畑からお返しが届いたのです！！！
ずっと続けていた土づくりでできた土を使った畑からは、とても良く育った季節の野菜が。
山からは、驚くほどサイズの大きいカブトムシが数十匹も。
これには本当に驚くと同時に、やっていることが未来に繋がっていることが目に見えるカタチで現れた証だと嬉しくなりました。
更に、その土から育った野菜や植物で私たちは香りの蒸留をしています。
最近このことを話すと、熱心にSDGsに取り組んでこられた方々から
「ここまでの循環が見える形となって多方向に作用している例は珍しい！！」と言っていただく機会が
本当に多くあります。
私たちからすれば、普通に、当たり前にやっていたことが、
実は最近よく耳にするSDGsだったんだ！という感覚です。
ならば、その意識をしっかり持ってこの取り組みを大切に進んでいくのみです！！
タケ